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書いた人:信朗小澤

日本介護協会オンラインサロン登録者が60名を突破! 左の4月15日記事を無料公開!

≪日本介護協会オンラインサロン開始(月額330円)≫

 

こんにちは。

我々日本介護協会が運営しているオンラインサロンの会員数が60人を突破しました。

本当にありがとうございます。

 

「オンラインサロンの中では何がおこなわれているのですか?」とよく聞かれます。

 

「オンラインサロンに参加したら、なにか活動しなければいけないのが怖い」

ともよく聞かれます。

 

『日本介護協会オンラインサロン』が提供しているメインコンテンツは、幣協会の代表理事の左や専務理事の渡辺や事務局長の平栗などが平日毎日投稿している介護サービスに関する経営論や組織論、さらには自立支援を語る上での彼らの介護の現場にでていた時の学びの共有に関する記事です。

 

日本介護協会オンラインサロン参加者の皆様は、その平日毎日アップされる記事をお読みいただければ、それでOKです。

とはいっても、どのような記事がアップされているのかが分からないと不安だと思われます。

 

そこで、60名を突破した記念として、2019年4月15日に日本介護協会理事長の左敬真がアップした記事を無料公開したいと思います。

 

もし、

「勉強になった」

「とっても感動した!?」

 

と思っていただけたならば、シェアしていただけると嬉しいです。

 

左のヘルパーとしての実体験に基づいた自立支援について考えさせられる記事です。

 

それでは、どうぞお楽しみください。

 

——–4月15日 理事長 左敬真 の記事———–

 

【日本介護協会理事長左が考える自立支援介護とは~エビチリと将棋とホープ缶と・・・】

 

当時、開設当初のいきいきらいふのお客様との契約の時はスーツでした。

やはり契約という大事な場面では、社会常識としてちゃんとしようとの想いでスーツでの契約時の服装でした。

 

ぼくが当時担当したKさん。

初の訪問時の契約。

スーツ姿の僕を見て、一蹴。

サラ金の取り立ての覚えはない!と。。。

 

生活保護で独居のKさんの最初のコンタクトでした。

ケアマネジャーからは、介護保険を使うことも他人が自宅に来ることも拒否している方と。

 

Kさんは、末期の余命6ヶ月のおじいちゃん。

通院介助での依頼でした。

 

最初の契約時にひどく警戒して玄関に入れてくれない状態で、帰れ帰れ!と。

僕も負けじと、来たくて来てるんじゃねーと。一喝。

 

そんな、まさかの回答に興味を持たれ、社長がわざわざヘルパーとして来たのかと、またまた、興味津々。

基本、和室での契約行為の際は、正座。

 

せんべい布団の上で、Kさんと一時間のケアプランにそって、契約の読みあわせと締結をして、スタート。

通院介助での出来事から。

僕はその当時、左足に魚の目が悪化して、まともに歩けず。

 

Kさんは、体全部が痛いので、速度微速。

ちょうど、僕と速度があっていて、通院介助も意思疎通できてました。

 

Kさんは極度のチェーンスモーカー。

ピース缶を抱えながら、タバコをフィルターギリギリまで吸っている方です。

しかも、ポイ捨ての常習犯。

 

ある日、通院介助の道中。

ポイ捨てをするKさんに注意しました。

 

歩行者が見たら怒られますよと。

案の定、若い兄ちゃんに怒鳴られ、タバコを拾いに行くKさん。

 

Kさんは、ある有名ホテルの総料理長をしていた方です。

中華の達人。

 

1Kの和式トイレの風呂なしの部屋にもかかわらず、中華鍋と火力最大のむき出しの一口コンロ。

それで、通院介助の際に看護師さんたちに、生活保護費からエビチリを振る舞っていました。

 

案外、モテて病院では待遇はよかった。

そのKさんは、せんべい布団の裏に生活保護費をしまっているのか、一か月分を布団を干したときに外に放ってしまったことも。。。

 

Kさんの趣味は将棋。

余命半年の付き合い。

 

僕は、将棋をやったことがない。

Kさんの家には将棋の盤も駒もない。

 

さっそく、会社に帰ってプリンターで出力。

厚紙で盤をつくって、ハサミで駒をちょきちょき。

将棋は達人並み。ぜったいに勝てない中、僕はいつも帰りに、僕が勝つまで死なないでねと。

 

Kさんとの通院介助や家事援助での部屋掃除の合間、いろんな話をした。

 

当時は、給与が出れば料理見習いをつれて、その日に散財。

いつも貯金はなかったこと。

 

ホープ缶の中に、昔付き合っていた歴代の彼女たちの写真と自慢話。

Kさんは、ぼくが結婚し、子供の顔をみるまでは死なないと言ってくれた。

 

通院介助で、病院の先生に怒鳴られたことも。

処方されている薬を飲まないで捨ててしまうKさんに、

先生は飲まないと死んじゃうよ!!と、

 

家族がもしその場にいたならそんな信じられない対応はしないと僕は思う。

やはり独居の高齢者への病院の医師の対応や、飲んでも喉詰まらせる異常な薬の処方。

 

意味もわからず飲まされている高齢者。。。

Kさんは、モルヒネもゴミ箱に捨てていたから、重ねて怒鳴られていた。。。

 

そんなKさんも、僕と出会い。

 

5年以上余命を伸ばしてくれた。

僕は自立支援介護とはQOLとはを考えるときいつもKさんを想い返す。

 

命に寄り添い、最後の走馬灯。

 

Kさんは3分で終わる走馬灯を。

 

僕と出会い3時間もかかったんだと。

 

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